劣化、烈火の如く

言葉が出でこない。

脳味噌が腐る。感性が鈍る。

あれだけ湧いていた言葉が、

情報が入ってこない。

劣化、劣化、

沸く言葉は肥溜のように臭くて苦い。

転がって行く道で少しイカれただけならいいが、

死に向かって進む事しか連想できない。

齢を重ねても

陳腐な台詞しか出でこなくって

進歩、進化、進む事すらできていない。

僕は

俺は

私は

 

自己を殺す事でしか生きられない。

でも、とりあえず。

吐き出す事にする。